給付の完了の確認又は検査の時期、検収日と納品日の違いとは

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給付の完了の確認、検査の時期

遅延防止法(政府契約の支払遅延防止等に関する法律)は、国が代金を支払うときのルールを定めた法律です。

 

売買契約であれば、物品を購入した代金の支払時期、製造契約であれば製造物が完成した対価として代金を支払う時期等を定めています。

 

そして支払を行なう前に、給付の完了の確認(検査)を行なわなければなりません。

 

遅延防止法の第五条は、検査の時期が定めてあり、第六条で支払の時期が定められています。

 

最初に第五条の検査の時期について解説します。

 

政府契約の支払遅延防止等に関する法律

第五条  給付の完了の確認又は検査の時期は、国が相手方から給付を終了した旨の通知を受けた日から工事については十四日、その他の給付については十日以内の日としなければならない。

2  国が相手方のなした給付を検査しその給付の内容の全部又は一部が契約に違反し又は不当であることを発見したときは、国は、その是正又は改善を求めることができる。

 

 

この第五条は、給付の完了の確認又は検査の時期を明確に定め、代金の支払を速やかに行うこととしています。

 

「給付を終了した旨の通知」とは契約内容の履行を完了した通知という意味で、納品書や完了通知書、竣功通知書などです。給付とは契約内容という意味です。

 

納品書と受領書

 

物品の売買契約であれば、納品と同時に「納品書」と「受領書」が官公庁側へ提出されます。

 

納品書は、物品を販売する会社から官公庁へ提出される書類です。受注者が発注者へ提出する書類です。

 

受領書は、官公庁側が会社へ提出するものです。納品のときに検査を行い、契約内容を確認し、「受領書」に受け取りのサインを記載し相手の販売会社へ戻します。

 

国側は納品書を受け取った後、その納品書へ検査を完了した日付、氏名、サインを行い、支払書類と一緒に保存します。

 

この納品書へのサインは、検査の証明となるものですから、とても重要な書類になります。200万円以上の契約では、納品書へのサインの他に検査調書を作成する必要があります。

 

工事契約であれば竣工した段階で、「竣工通知書」あるいは「工事完了通知書」が、官公庁側へ提出されます。

 

納品書や竣工通知書などが提出された場合には、この規定にあるように、工事契約は14日以内、売買契約などは10日以内に契約の相手方と一緒に検査をしなければなりません。

 

納品から検査までの流れは次のようになります。

納品 → 納品書等の提出 → 検収(検査完了)

 

検収日は、納品書等提出日から、工事は14日以内、それ以外は10日以内です。

 

この期限を過ぎてから検査を行うと、検査遅延ということになり、代金の支払期限を早めなければなりません。さらに、検査を行わないで、もしも検査前に盗難や火事などの災害が発生した場合、その所有権や管理責任が問題となりトラブルの元になります。

 

契約実務を行う上では、納品日や工事の竣工日を早期に連絡してもらうよう依頼し、検査日程を事前調整し、納品日(竣工日)と同時に検査を行うのが安全かつ適正な事務処理となります。

 

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日数の計算方法、カウント方法

 

検査の時期は、遅延防止法第五条で、工事については十四日、その他の給付については十日以内の日です。

 

ただし、その日数の起算日については、遅延防止法では明確に定めていません。「給付を終了した旨の通知を受けた日から」と抽象的表現です。

 

例えば、契約担当者が不在のとき、契約に関係ない部署の人が代理で受け取った場合も含むのか、あるいは、郵便ポストに時間外に届いた場合、休日に届いた場合など、さまざまなケースがあります。

 

そこで、「政府契約の支払遅延防止等に関する法律の運用方針(昭和25年4月7日理国第140号)によって次のとおり決められています。

 

第五の一の抜粋

「通知を受けた日」とは、通知が国の支配圏内に到達した日であり、所定の執務時間内である限り一日として参入される。

 

つまり、受理した部署に関係なく、官公庁側の勤務時間内であれば1日とカウントされます。そして、その日からカウントが始まります。年末年始や長期休暇のときもカウントされてしまいますので、納入期限を設定するときは、検査日も想定します。

 

検収とは

なお、上記、運用方針の第五で「検収」という定義が記載してあります。

・・給付の完了の確認又は検査(以下単に検収という)・・

 

「検査収納」を略して「検収」と言います。

 

契約内容と相違ないことを検査して、受け取るという意味です。

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