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官公庁の会計初心者向け必須知識、会計年度の歴史と各国の会計年度

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「収入・支出」と「歳入・歳出」についての解説です。官公庁で会計実務を担当するときに必須となる基礎知識です。財政法第二条をくわしく解説します。会計年度の歴史や日本以外の世界各国の会計年度も理解しておきましょう。今さら聞けない必須知識です。
 

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収入と支出、歳入と歳出の違い

 
官公庁の会計手続きの基本知識です。「収入と支出」、「歳入と歳出」の違いを正確に理解しましょう。財政法第二条の解説です。

財政法

第二条  収入とは、国の各般の需要を充たすための支払の財源となるべき現金の収納をいい、支出とは、国の各般の需要を充たすための現金の支払をいう。

 

国(官公庁)へ入ってくるお金が「収入」で、出ていくお金が「支出」です。「各般の」とは「いろいろな」という意味です。

 

財政法第二条第四項
4  歳入とは、一会計年度における一切の収入をいい、歳出とは、一会計年度における一切の支出をいう。

 

「収入」と「支出」を会計年度で区切ると、「歳入」と「歳出」になります。会計年度の期間については、財政法第十一条で次のように記載しています。

 

財政法第十一条
国の会計年度は、毎年四月一日に始まり、翌年三月三十一日に終るものとする。

 

つまり、「収入・支出」と「歳入・歳出」の違いは、会計年度という期間の区切り、「4月1日から翌年3月31日まで」があるかないかです。

「収入」のうち、会計年度の区切りがあるものが「歳入」

「支出」のうち、会計年度の区切りがあるものが「歳出」

 

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各国の会計年度

収入と支出を計算するときは、期間を区切って計算する必要があります。

国(官公庁)のお金は、毎日、出たり入ったりしています。期間を設定しないと計算できません。お金の出入りを計算するための集計単位として会計年度があります。そして国(官公庁)のお金(予算)を国会で審議し、事業の可否を決めています。

 

会計年度の始まりと終わりの時期は、国によって次のように異なります。

 

各国の会計年度

4月~3月
日本、イギリス、デンマーク、パキスタン、カナダなど

 

1月~12月
中国、韓国、フランス、ドイツ、オランダ、ベルギー、スイス、ロシアなど

 

10月~9月
アメリカ、タイ、ミャンマー、ハイチなど

 

7月~6月
フィリピン、スウェーデン、ノルウェー、ギリシア、オーストラリアなど

 

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会計年度の歴史

 

日本の会計年度は、現在、4月~3月です。しかし昔は、次のように期間が異なっていました。

 

明治元年まで 1月~12月

明治5年まで 10月~翌9月

明治8年まで 1月~12月

明治18年まで 7月~翌6月

 

明治時代は、会計年度が頻繁に変わりました。日本の政府が近代化するときは試行錯誤がありました。

 

また、昭和47年の田中角栄首相の時代には、会計年度を暦年(1月~12月)に移行することの検討もなされたようです。大蔵省の反対により実現しなかったらしいです。

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