官公庁の予算を簡単に理解する、そもそも歳入予算と歳出予算とは

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基礎知識
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官公庁の歳入予算と歳出予算を簡単に解説します。具体例で歳入予算と歳出予算を理解しましょう。普段何気なく使いますが正確に理解しておきたい用語です。官公庁で働く会計担当者には必須の知識です。契約担当者が一人前になるには10年の経験が必要です。

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そもそも歳入予算とは

 

官公庁の予算は2種類あります。税金などの入ってくるお金と、契約代金の支払いなど出ていくお金です。それぞれのお金を4月から翌年3月までの期間で集計したものが、歳入予算と歳出予算です。

 

税金として入ってくるお金を歳入といいます。歳入の「歳」という字は、トシ 年 です。つまり1年間に入ってくるお金という意味です。

 

日本では官公庁の会計年度は、1年間の区切りを4月1日から翌年3月31日までと定めています。会計年度の始期は国によって異なります。アメリカなどは10月1日から始まります。

 

つまり 4 月から翌年 3 月 31 日までの間に税金などで入ってくるお金が歳入予算です。税金の身近な例としては、給与から差し引かれる所得税や住民税です。また買い物をしたときは消費税も支払っています。これらの税金が歳入予算として計上されています。

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そもそも歳出予算とは

 

次にお金が出る方です

 

例として、誰もが利用する道路を考えてみます。毎日、歩道を歩いたり、車に乗ったり、自転車に乗ったりします。この道路は誰が作ったのでしょうか?

 

道路を作るにはものすごいお金が必要です。誰もボランティア精神で道路など作れません。みんなで共通して使うもの、誰もが自由に使える公共の財産は税金で作っています。官公庁で働く人たちが自分で道路を作るのではなく、道路を作る専門の会社へ依頼しているのです。道路を作るのは、専門の工事会社でないと無理です。そこで官公庁が工事専門会社と契約を締結して、契約代金を支払っています。工事契約以外にも、さまざまな住民サービスを実施するため契約を締結しています。

 

つまり国民のために、何かの事業を実施するときに支払うお金が歳出予算です。4月から翌年3月までの1年間に国が支払うお金を歳出予算といいます。

 

ただ、お金を使うのは民間会社との契約だけではありませlん。医師が治療するときの医療費、失業給付金、義務教育の学生への教科書代などいろいろな形態があります。官公庁が行う事業に使うお金すべてが歳出予算です。

 

歳入予算と歳出予算は、国会や議会の議決で決定されます。そして、それぞれの予算は厳格に法律で決められています。国民から集めた貴重な税金は、厳格なルールで管理しています。そうでないと、予算がぐちゃぐちゃになってしまい、いくら使ったかわからなくなるのです。

 

歳入は税金が入ること、歳出はお金を使うことです。

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契約担当者とは

 

官公庁が事業を実施するときに、民間企業といろいろな契約を締結します。契約を担当する係の呼び方は様々です。契約係とか用度係、調達係、会計係などです。係の名称は組織によって異なります。

 

契約担当係は、歳出予算を使う係です。以下はわかりやすいよう契約係と表現します。

 

歳出予算は、歳入予算の範囲内で決めます。予算があって、初めて事業を実施できます。歳入予算を超えた事業を実施すれば赤字になってしまいます。国民から預かった大切な税金を使うときは、厳格な会計法令を守る必要があります。私利私欲のために勝手に使ったり、特定の会社だけ儲けさせるような不公平をなくすために契約係が存在します。

 

民間企業と契約するときは、会計法令に基づく一般競争入札によって、契約の相手方を公平・公正に決定します。この事務手続きがとても大変なのです。法律、政令、条例などの規則に基づく手続きになるので、手続きの一つ一つを確認しながら進めます。契約を締結するまでに2ヶ月くらいかかります。

 

契約係が日常的に行う事務手続きは、会計法令で厳格にルール化されています。ルールの種類は、政府からの運用通知まで含めれば 5,000 種類以上です。まるでクモの糸のようにルールが張り巡らされているのです。複雑なルールを解釈しながら手続きしなければなりません。

 

契約係の事務職員は、おそらく司法試験の 100 倍以上の法令を理解しなくてはなりません。ルールを正しく理解して日常業務を行うわけです。契約担当職員が一人前になるには、最低でも10年の実務経験が必要です。

 

本サイトは、これら長い経験でしか培えない会計実務のノウハウを集大成したものです。

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