国の予算をわかりやくす解説、契約実務は最低10年の経験で一人前

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国の会計制度の基本となる予算

 

会計制度の基本となる「予算」は、大きな見方として、お金(税金など)が国へ入ってくるものと、お金が出て行くもの、の2種類あります。

 

お金が入ってくる、つまり、税金として国にお金が入ることを「歳入」と呼びます。

 

歳入の「歳」という字は、「トシ、年」、つまり1年間という意味です。

 

そして、日本の会計制度は、1年間の区切りを、4月1日から3月31日までと法律(会計法)で定めています。業界用語では「会計年度」と呼びます。

 

会計年度の始期は、国によって違います。アメリカなどは9月1日から始まります。

 

つまり、1年間(単年度)の間、国に入ってくる税金が「歳入」です。そして、このお金を集計したものが「歳入予算」です。

 

皆さんは、税金を払っています。所得税や消費税などです。これらが全て、国の「歳入予算」です。

 

この他にも、国民から借金(国債の発行のこと)をしたり、国民の郵便貯金の一部を借りたりしてますが、これは財務省の話になり、複雑ですので省略します。

 

歳入予算と歳出予算

 

次に、お金が出る方です

 

例として、考えてみます。

 

日常の生活の中で、誰もが道路を使います。

 

車に乗ったり、歩道を歩いたり、自転車に乗ったりします。この道路は、誰が作ったのでしょうか?

 

道路を作るには、ものすごいお金がかかります。誰もボランティア精神で道路など作れません。

 

みんなで共通して使うもの、誰もが自由に使える公共の財産(インフラと言います。)を税金で作るのです。

 

実際には、役所の人間(公務員)は、技術も資格もないので工事などできません。

 

道路を作るのは、専門の土木会社でないと無理です。

 

そこで、国が土木会社と工事契約を締結して、お金(税金)を払って、作ってもらうことになります。

 

つまり、国民のために何かの事業を実施する(道路工事をしたり、政策を実施するのに必要な物品を購入したりすること)際に支払うお金が「歳出予算」です。「歳」は、上記の説明と同じです。

 

1年間(単年度)に、国が使うお金を「歳出予算」と呼びます。

 

ただし、お金を使うのは、民間会社との契約だけではありません。医師に治療してもらう医療費、失業給付金、義務教育の学生への教科書代など、いろいろあります。国が行う事業で使うもの全てが「歳出予算」です。

 

この「歳入予算」と「歳出予算」は、国会の議決で決定されます。そして、それぞれの予算は、厳格に法律で決められて区分されています。

 

そうでないと、予算がぐちゃぐちゃになってしまって、いくら使ったかわからなくなってしまうのです。

 

「歳入」とは税金が国に入ることで、「歳出」とは、国がお金を使うことです。

 

契約実務担当職員とは

 

国が政策として行う事業の中で、民間会社の人と契約を締結する担当係が、契約係とか用度係、調達係、会計係などです。この係の名称は組織によって様々です。

 

ここで、ちょっと契約実務担当係の解説です。

 

契約実務担当係は、この「歳出予算」を法令等に基づいて「使う」係です。以下は便宜上、「契約係」と記載します。

 

歳出予算は、歳入予算の中から割り当てられます。国民から預かった大切な税金を、勝手に、私利私欲のために使えないよう、特定の会社だけ儲けさせるような不公平をなくすため、契約係があります。

 

民間会社と契約を締結するときは、会計法令に基づき、入札という競争手続によって、契約の相手方を公平・公正に決定します。

 

この仕事(事務手続)が、想像を超えるほど大変なのです。入札を実施するための手続き、契約を締結するまでの手続きが超大変なのです。

 

契約係が日常的に行う、これらの事務手続きは、会計法令で厳格に定められています。そして会計法令の種類は、政府からの運用通知まで含めれば、5000種類以上あります。

 

まるでクモの糸のように、ルールが張り巡らされているのです。

 

契約係の事務職員は、おそらく、司法試験の100倍以上の法律、政令、規則、条例、運用通知などを調べ、正しく理解し、日常業務を行わなければなりません。

 

会計事務職員が一人前になるには、最低でも10年の実務経験が必要と言われています。

 

本サイトは、これら長い経験でしか培えない、会計実務のノウハウを集大成したものです。

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