上司や先輩たちとのつきあい方がわからない!つきあい方のコツとは

人とつきあうのが苦手な人がいます。 学生時代は、つきあいが苦手でもそれほど困ることはありません。自分自身が孤独と感じなければ問題なかったのです。しかし社会人になって組織で働くようになると、上司や先輩とのつきあいが必要になってきます。

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職場の人とのつきあい方とは

 

今回は会計実務とは直接関係ありませんが、組織の中で働くときに避けては通れない上司や先輩とのつきあいについて、参考に解説します。

 

私は、昔から人とのつきあいが苦手です。小学校のときも、友人たちと笑い合う人たちを遠くから見ていました。しかし幸いなことに、それほど羨ましいと思うわけでもありませんでした。おそらく自分の性格が孤独を愛するタイプなので、友人と話していなくても寂しさを感じることはなかったのだと思います。高校生や大学生になっても、孤独を避けるために友人が欲しいと思うこともなかったのです。いわゆる協調性が欠落したまま学生時代を過ごしたのかもしれません。

 

ところが社会人になり、組織の中で働くとなると、必ず誰かと接することになります。上司や先輩、同僚たちと一緒に組織のために行動しなくてはいけません。

 

年齢の近い先輩や同僚であれば、少し気を遣うだけですみます。しかし上司となると緊張します。上司からの命令には従う義務があります。もちろん日常業務の中では「命令」などという角の立つ言い方はしません。「お願い」ベースで依頼されます。

 

仕事に自信があれば簡単に引き受けることができますが、経験の浅いうちは、なるべく少ない仕事をじっくりしたいのです。そうなると上司に近寄って、ついでに仕事を依頼されるような場面を避けたくなります。なるべく上司と離れていた方が安心です。

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上司とのコミュニケーションのメリット

 

上司との接し方が上手い人なら、遠慮なく会話をして、笑いながら依頼を断ることができます。上司とのコミュニケーションが上手ければ効率的な仕事も可能です。遠慮せずに何でも話せる関係であれば、わからないことはすぐに聞けるし、上司の考え方を理解できるようになるので、上司の意図を汲んでミスのない仕事ができるのです。

 

逆に上司との接し方がわからないと、普段の会話も弾まず、何を話したら良いかさえわかりません。特に気の合わない上司となら、1日中会話しないことさえあるでしょう。距離が開くと、お互いに相手の考えていることがわからないので、相手を気にせずに(無視して)マイペースで仕事をすることになります。そうなると、どうしても仕事の効率は十分ではなくなります。コミュニケーション不足の関係では、最低限の仕事しかできません。

 

組織の中で、コミュニケーションが重要であることは、誰もが理解しています。しかしコミュニケーションが得意な人、不得意な人、相性の合う人、合わない人が現実に存在します。組織の中では、必ず苦手な人が出現するのです。人間は感情の動物なので、それは仕方がないことです。嫌だな、という感情がある限り防げないことです。

 

ただ、官公庁や大きな民間企業では定期的に人事異動があります。例えば官公庁であれば、自分か上司のどちらかが、3年以内に異動します。そういう意味では1〜2年程度我慢すれば嫌な環境から抜け出せる可能性があります。

 

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苦手なつきあいを克服できたのは、お酒のおかげ

 

私は人見知りで、自分から積極的に話しかけることがとても苦手です。学生時代から友達を作るのも下手で、むしろ一人でいる方が多かったです。みんなで楽しむのは嫌いではありませんが、自分からみんなへ声をかけることができませんでした。

 

就職して社会人になり、上司や先輩から話しかけられても最低限の受け答えしかできません。同僚とは会話できるのですが、先輩や上司とは会話が続かないのです。緊張のせいか、話し下手のせいかはわかりません。おそらく上司や先輩から見れば、つまらないやつ、と思われていたはずです。

 

同じ頃に就職した同僚たちは、上司と楽しそうに会話し、先輩たちからも可愛がられていました。就職して半年くらいの間は、どうして自分はみんなのように楽しく会話できないのだろう、上司や先輩たちとうまくつきあえないのだろう、と悩むこともありました。さすがに学生時代とは違い、人生の多くを過ごす職場です。コミュニケーション不足がマイナスになることは理解していたのです。

 

ところが少しずつ上司や先輩たちと会話ができるようになったのです。

 

それはスポーツとお酒のおかげです。私が就職した昭和54年当時の東京大学では、職場内の協調性、人間関係をとても重要視していました。職員同士のレクレーション大会が頻繁に開催され、チームでの対抗試合、試合後の打ち上げなどがとても多かったのです。

 

人とのつきあいは、お酒が入ることで「あっ」という間に仲良くなれます。酔うことで見知らぬ人とも親友のように会話できるのです。「無礼講」という言葉がありますが、当時の東京大学では、職員同士の親睦会は本当に遠慮がいらないものだったのです。野球、サッカー、バレーボール、テニス、卓球、バドミントンなどの試合が各学部対抗で開催されていました。ほぼ2ヶ月ごとに学内大会が開催され、試合のための練習が毎日のように行われていたのです。昼休みや就業後に練習し、練習を終えてから一杯やることが多かったです。

 

私は、もともとスポーツが大好きだったこともあり、最初は苦手だった飲み会の席も参加できるようになりました。すると、いろいろな人たちと接する機会が増え、就職してから2年くらいで知り合いの数が劇的に増えたのです。就職した頃は、知り合いは皆無でしたが、2年目になると100人以上に増えました。日常的に仕事でわからないことなどをお互いに電話できるようになり、知識も一気に増えていきました。さらに昔の東京大学では研修も多く、他省庁との飲み会なども多かったのです。(2000年頃からスポーツ大会は中止になり、その後は職員同士の飲み会もほとんど開催されなくなりました。社会の流れかもしれませんが、職員同士のつきあいは完全に消滅しました。)

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自分が上司の立場になって思うこと

 

私は若い頃、上司と会話するのが苦手でした。緊張して普通に会話することができませんでした。はい、いいえ、しか話せなかったのです。上司から何か命令されたら、断れないので困るという不安もありました。職場内だけでなく、帰りの駅のホームで上司の姿を見かけると離れて隠れていたほどです。

 

しかし年齢を重ねて自分が上司の立場になると、若い人たちの気持ちがわかるのと同時に、時代とともに考え方が変わってきていることも感じるようになりました。

 

昔(1984年頃)は、先輩や上司についていくのが当たり前で、プライベートはありませんでした。平日は先輩より早く帰ることなどあり得ませんでしたし、土日や祝日でも先輩から誘われればつきあうのが当然でした。土日などは、野球やバレーボールの区大会などへ出場して、夜は打ち上げを居酒屋で行うのです。夏は海水浴、冬はスキー、年に数回は野球の合宿を行ったり富士山へ登山もしていました。地方のマラソン大会へ野球部として出場することもあったのです。信じられないかもしれませんが、東京大学農学部の事務部野球部では、プロの野球チーム(2軍ですが)に混じって練習したこともあるのです。

 

しかし2010年頃からは、職場内でお酒を飲むことが禁止になり、アルハラという言葉も流行し、無理に飲み会へ誘えばハラスメントに該当することになりました。職場内のハラスメントが大きく取り上げられる社会になり、上司が部下を飲み会へ誘うことは原則禁止になったのです。

 

若い頃に、つきあいが苦手だった自分からしてみれば、若い人たちの私生活が守られ、余計なつきあいに疲れることもなく、ようやく正常な社会へ戻ったようにも感じます。自由で過ごしやすい社会になったと感じる反面、人とのつきあいがなくなったようにも思えます。

 

自分が上司の立場になって感じることは、若い人たちとの距離が開いてしまったことです。わからないことを聞いてくる場面も少ないので、教えることもできません。聞いていないのに、細かいことまで口出しすれば、若い人たちは説教されていると感じてしまうのです。

 

昔は上司や先輩から言われたことは、素直に「はい」と返事しながら聞いていたものです。例え、同じことを繰り返し言われたとしても、初めて聞くようなフリをして頷くのが礼儀でした。教える方としても、素直に聞いてくれるので教え甲斐がありました。もちろん聞く方としては、同じ事を何度も言われれば嫌になりますが、それを我慢するのが社会人であり、社会勉強と考えるのが昔でした。

 

今は無理に教えようと思えばパワハラになってしまいますし、若い人たちから積極的に聞いてくることもありません。お互いに距離が開き、学ぶことができない状況になっていると感じています。教えることによって学び、教えてもらうことによって学ぶチャンスがほぼ消滅したのではないでしょうか。

 

2022年現在、社会全体が合理的な働き方を求めています。昔のようなつきあい方は、時代遅れで古臭いという考え方が定着しています。しかし本当に合理的なのか、社会人としての正しい知識を吸収できているのか不安があります。

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どのように上司とつきあうべきか

 

上司とのつきあいに悩む人は多いと思います。私自身も若い頃は相当悩みました。幸いスポーツを中心にして、飲み会などで会話ができるようになりましたが、おそらくスポーツと飲み会がなければ上司と会話できるようにならなかったと思います。

 

2020年から、新型コロナウイルスの感染拡大を防止するために、職場での飲み会が禁止されました。在宅ワークの推奨により職場の人たちとの接触も少なくなりました。上司と直接顔を合わせなくても良いという状況は、ラッキーかもしれません。しかし組織で働く限りは上司とのつきあいが必須になってきます。

 

どのように上司とつきあうべきなのか、私の経験からお伝えします。

 

まず、無理してまで上司とつきあうことはありません。自分の感情を押し殺して無理してしまうと心と体が病んでしまいます。「無理してまでつきあわない」というのが大原則になります。その上で次のことを心がけて見ましょう。

 

上司と目が合ったら笑顔を見せる

少しお辞儀をすると良いです。上司を敬う姿勢が大切です。間違っても両手を合わせないように!

 

上司の趣味や好みを知る

上司とスムーズに会話できないのは、話題がないことがひとつの原因になっています。それは上司にとっても同じことです。若い人の話題がわからずに、会話がしづらいのです。上司の趣味や好きなことを知っておけば、それを話題にして会話することができます。上司としても、自分の得意なことなら会話を膨らませることができます。趣味だけでなく仕事の話題があればさらにベターです。上司の得意分野で質問するのが良いです。

 

上司の誘いになるべく参加する。

仕事だけでなく、飲み会などへも無理しない範囲で参加しましょう。無理して参加すると、嫌なオーラが身体中から溢れ、周囲が暗い雰囲気になってしまいます。自分で参加できそうと思うときに参加しましょう。

 

上司からの仕事の依頼は断らない

若いときは、仕事に対する不安とミスが心配になり、気軽に引き受けるのは難しいと思います。しかし上司が部下に対して仕事を依頼するときは、完全にひとりで行うことまでは期待していません。どこまでできるか、どこまで頑張れるかを見るために仕事を依頼しています。

 

受けた仕事をどのように頑張るのか、上司に対して報告・連絡・相談をどのように行うかを見ています。

 

仕事を進める中で、わからないことや、できないと思うことがあれば、早い段階で上司へ相談するだけで良いのです。仕事が完成しなければ、その責任は上司にあります。無理な仕事を部下へ依頼した上司の責任なのです。上司の役割は、進捗状況を見極めて手助けしたり、他の人へ分担したりして、仕事を無理なく進めなければならないのです。

 

仕事を依頼された部下の立場からすれば、ベストを尽くすだけで良いわけです。仕事に対する全責任を負う必要はありません。できないと感じれば、ここができない、これまでにはできない、と上司へ報告し相談するだけで問題ないのです。また上司はそれを期待しています。

 

つまり上司からの依頼は、重く感じずに気軽に引き受けて良いのです。できないと感じたら、すぐに相談するだけなのです。

 

なかなか判断が難しいかもしれませんが、気軽に考えるのがコツでもあります。うまく行かなくても気にしない、くらいの感覚です。そして不安なときは早めに上司へ相談することで、次第にコミュニケーションもとれるようになります。

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