全省庁統一資格の等級とは、ランクは会社の成績でなく規模を表す

イギリスのロンドン 会計法令の解説
イギリスのロンドン

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全省庁統一資格

予算決算及び会計令

第七十二条  各省各庁の長又はその委任を受けた職員は、必要があるときは、工事、製造、物件の買入れその他についての契約の種類ごとに、その金額等に応じ、工事、製造又は販売等の実績、従業員の数、資本の額その他の経営の規模及び経営の状況に関する事項について一般競争に参加する者に必要な資格を定めることができる。

 

入札に参加するための資格は、現在、全省庁統一資格によって、資格の審査が行われています。
http://www.chotatujoho.go.jp/va/com/ShikakuTop.html

 

予決令第70条と第71条が、入札に参加させない者を定めているのに対して、この予決令第72条は、入札に参加するために必要な資格を定めています。

 

売上高や従業員数、財務諸表の数値などによって、会社の規模ごとにA~Dのランク付けが行われ、全省庁統一資格として名簿が公開されています。

 

通常の入札では、広く競争参加者を募り、実質的な競争性を確保するため、より多くの者が入札に参加できるように、等級の制限を緩やかにすることが行われています。

 

申請しておくと何かと有利

 

統一資格は、毎年、3月末に公示が行なわれ、申請の受付が開始されます。

3年間有効な資格となります。それ以外の時期でも随時に審査が行われます。

 

官公庁との取引を希望する会社は、この全省庁統一資格の審査を受けておくと、いろいろとメリット(官公庁側から少額随意契約の見積依頼など)があります。

 

随時の審査では3週間から1ヶ月ほど資格審査に時間がかかりますので、注意が必要です。

 

インターネットが普及していなかった時代は、各省庁ごとに競争参加資格を定めていて、財務諸表を確認しながら手作業で配点し、等級の格付けを行なっていました。

 

当時は、入札への参加を希望するときは、いろいろな省庁へ同じ内容の申請書を提出しなくてはならないなど、かなり面倒でしたが、今は、インターネットで申請可能となり、さらに、自動的に全省庁の資格が与えられます。

 

全省庁統一資格の等級とは、ランクの意味

 

入札に参加しようとする会社は、あらかじめ、全省庁統一資格による等級の格付けを得ておく必要があります。

 

物品の販売であれば、A等級からD等級までランクが分かれています。

 

しかし、等級は成績表のようなランクではありません。会社の質や成績を表したものではなく、会社の規模を表しているにすぎません。

 

入札の際は、可能な限り多くの会社が参加できるよう、競争参加資格はA等級からD等級まで含めるのが適正です。

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