「公務員」と「民間会社の会社員」の違いとは、「歪んだ競争」

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「公務員」を目指す人の「資質」についての解説です。民間会社へ就職しない人の「考え方」、学生時代のスポーツ経験が、就職に有利な理由などの説明です。「歪んだ競争」を嫌う人たちこそ「公務員」を目指すべきです。

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「大きな成功」を諦めて「公務員」を目指す人とは

 

1991年にバブルが崩壊した日本経済は、それまでの安定的な経済成長から、一流企業でさえ一瞬で倒産する不安定な社会へ突入しました。不安定な社会ほど、公務員人気が高まります。

 

公務員を目指す人たちの資質は、その時代の社会状況により変化します。動機や性格が、実態社会に近ければ、地に足の着いた行政サービスが可能となります。

 

右肩上がりの経済成長が持続していた1980年代は、公務員はそれほど人気がありませんでした。公務員を目指すということは、自分の潜在能力を捨て、将来的な可能性を放棄することを意味してました。公務員という職業を選び、安定を求めて「小さな幸せ」に満足するか、民間企業に就職し、数々の競争の中で「大きな成功」を勝ち取るかの選択でした。

 

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「公務員」の主なイメージ

 

公務員のイメージは、白いワイシャツに紺色のネクタイです。市役所に代表されるように、きれいな七三分けで、分厚いレンズの黒縁メガネです。猫背になりながら、机の上の書類に印鑑を押している姿です。朝9時から夕方5時まで机に座る毎日です。

 

「将来の夢」など全く考えず、言葉にする者もいません。仕事を頑張るとか、努力するとかの積極性や競争性は皆無です。生きている意味があるのかと疑うほど、無気力で退屈な日々を送ります。

 

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「正しい公務員」とは

 

確かに、上述のようなマイナスイメージの公務員が多いことは事実です。しかし、公務員を目指す人の中には、「歪んだ競争」が嫌で公務員を目指す人も存在します。民間企業に入らない理由は、主に次のとおりです。

 

○卑しい競争が嫌い

○上司に対して、こび売ったり、へつらうことが嫌い

 

民間企業の多くは、ライバル会社に負けないよう、日々競争してます。自分の会社が、努力してライバル会社を倒すのは「正しい競争」です。しかし、虚を言ったり、罠にはめるようなことで、ライバル会社を蹴落とすことは良くありません。「歪んだ競争」です。

 

会社内部の昇進についても、上司に媚を売って、気に入ってもらい昇進することは「正しく」ありません。

 

また、民間企業では、役員クラスになると億単位の報酬がもらえます。10億円もの年収をもらうことは、「正しい」こととは思えません。努力しても収入が低く、生活に苦しむ人たちが多い中で、自分だけ高額な報酬を得て、何も感じない人たちを「卑しい」と考えます。

 

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就職に有利な「学生時代のスポーツ経験」

 

女性の多くは、本質的に競争を好みません。「静かな安定」を求める性格の人が多いです。緻密で丁寧で、豊かな感性を持っています。

 

一方、男性の多くは、競争を好む人が多いです。「男らしい」として周りからの評価が高くなります。特に古い考えの人は、競争を好まない男性は、「精神力の弱い人、努力をしない人、消極的な人」と見做します。中学や高校時代に、「スポーツ系の部活動を経験していない人」たちです。

 

学生時代の「スボーツ経験」で鍛えられることは、主に次のとおりです。

 

○集中力

○積極性

○状況に応じて次の行動を予測できる

○チームプレーなど、仲間を信頼し、助け合う「協調性」

○自分自身の能力をレベルアップしようとする姿勢

 

学校を卒業し、会社に就職するときの面接で、「学生時代の部活動経験」を聞かれることが多いです。会社という組織の中で、「協調性」を持ちながら仕事に集中し、「積極的」に取り組む基本姿勢が、「学生時代に培われているか」を見極めるのです。野球部やサッカー部、柔道や剣道などを経験している人が、就職に有利なのは、このような理由によるものです。

 

経済成長が続いていた1980年代は、就職率が80%前後で推移していました。しかし、1991年頃から就職率は60%にまで落ち込みました。経済が停滞し不況になるにつれ、就職率が悪化したのです。景気による就職率の変化に伴い、公務員を志望する人たちも多くなりました。

 

1991年以前は、就職率が80%前後と高く、民間企業への就職が容易でした。この頃に公務員を志望していた人たちは、いわゆる安定志向で競争を好まない人たちでした。1991年以降は、民間企業への就職試験に合格できなかった人たちが、公務員試験に合格するケースが多くなりました。公務員の中にも競争を好む人が多くなってきたのです。

 

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「公正な行政」に必要な「考え方」

 

公務員の世界では、偏った人員配置は致命的です。例えば、東京大学卒業の人たちばかり、野球部の人たちばかり、男性ばかり、女性ばかりなどの職場は、正常に行政が機能しません。公務員に求められるものは、「現実の社会で、多くの人たちが何を求めているかを感じ取り、その要望に応えていくこと」です。国民の多くの考えが「普通」を意味します。「普通」の考えを持つ人が、公務員であるべきなのです。

 

いろいろな「考え方」を持つ公務員が存在することが重要です。様々な考え方に触れ、相互に影響し、バランスの良い「考え方」が鍛えられます。公正な、より良い行政サービスに繋がるのです。

 

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