財政小六法の使い方がコツ、会計実務を効率的にマスターする方法

イギリス コッツウォルズ 会計法令の解説
イギリス コッツウォルズ

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財政小六法の使い方

毎日、会計書類を処理していると、時々、処理の方法で判断に迷うことがあります。特に契約実務では、契約方式の判断などの際に、会計法令を読み返しながら確認することになります。そんなとき、会計法令の読み方を知っていると適切な判断が可能となり、同時に理解も深まり、日常業務が効率的になります。

 

最初に、「財政小六法」から解説します。

 

「財政小六法」の使い方について、意外と知らない人がいるので、再度、確認します。読み方や見方を知っているだけで必要な条文等を探すのに役立ちます。

 

財政小六法を準備してください。

 

最初に目次です。憲法から始まり、いろいろな法律や政令が多数記載してありますが、契約実務に必要な法令は、ほんの少しです。

 

自分専用の財政小六法に蛍光ペンでマークしましょう。見出しをつけるのも効果的です。

 

財政法

会計法

予算決算及び会計令

予算執行職員等の責任に関する法律

国等の債権債務等の金額の端数計算に関する法律

会計事務簡素化のための法令の実施について

支出負担行為等取扱規則

契約事務取扱規則

国の物品等又は特定役務の調達手続の特例を定める政令

消費税導入後の政府調達に係る入札について

政府契約の支払遅延防止等に関する法律

物品管理法

国の所有に属する自動車等の交換に関する法律

国有財産法

計算証明規則

印紙税法

 

多数の会計法令がありますが、契約実務に必要な法令は、上述のように、ほんの少しです。さらに実務で悩む部分は、各法令の中でも、さらに少ないです。

 

おそらく正味50ページもないくらいです。

 

毎日、コツコツと30分程度見るだけで、半年後には会計法令を完全にマスターできます。

 

「財政小六法」の一番最後のページ

 

目次にマーカーを引いたところで、次に、「財政小六法」の一番最後のページを開きます。

 

「法令名索引」があります。あいうえお順に法令名を調べることが可能になっています。

 

さらに少し前に戻ると、「事項索引」があります。これは調べたい「キーワード」で法令が検索できる便利なものです。

 

例えば、キーワード「随意契約」で引けば、関連法令や根拠法令がまとめて記載されています。

 

「付録 会計制度のあらまし」

 

さらに、もう少し前に戻ると、ページの上段に「付録 会計制度のあらまし」という図式のページがあります。契約制度なども、事務処理手順について、イメージとして把握すると理解が深まります。

 

これらを頻繁に利用したり眺めることで、誰よりも早く会計法令を理解することが可能になります。

 

条文の読み方

 

次に、条文の読み方です。

 

第○○条

第○○項

第○○号

 

第○○条、第○○項、第○○号、この3つの区分を意識しながら条文を読みます。

 

財政小六法では、「項」は○数字で記載され、「号」は漢数字で記載されているものが多いです。

 

「項」と「号」

 

「項」と「号」の正確な見方は、「項」は本文の位置から1文字下げて記載してあり、「号」は本文の位置から2文字下げて記載されています。

 

「項」と「号」を意識しながら読むようにすると、他の法令でも理解が早くなりますので、是非、実践してください。

 

規定と規程の違い

 

参考に、「規定」と「規程」の違いを簡単に説明します。

 

「規定」とは、一つの条文です。

「規程」とは、規定が集まったものです。

 

つまり、一つの条文を意味する場合には「規定」を使い、条文全体を指す場合には「規程」を使います。

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